2012年6月4日月曜日

うつ病の入院治療-うつ病の治療ガイド


うつ病の入院治療は、まず命を安全にするということと、周りからの刺激がない状態で気分を安定させるという効果があります。

うつ病であっても、症状が重篤であったり、命の危険性がある場合には入院による治療が必要になってくる場合があります。

病棟は基本的に、刺激が少ない状態になっています。社会出れば、色々と人間関係があったり、あらゆる情報などが自然に入ってきます。

2012年6月2日土曜日

第5章 禁煙とたばこ依存症治療の今後の進展|厚生労働省


  禁煙とたばこ依存症治療の今後の進展

今後の進展の必要性

 行動療法、薬物療法のいずれについても、効果的なたばこ依存症治療を提供するという点では、かなりの進展が見られている。これまでは長年、行動療法が唯一の選択肢であった。行動療法だけでも効果があるが、行動療法と薬物療法を組み合わせることによって最善の結果が得られる。一般的な禁煙支援においても、また特に禁煙治療薬が手に入らないが禁煙したいという人をサポートするためにも、様々な介入法を利用できるようにしておくことがきわめて重要である(Lando, 2002)。

 すべての国で、禁煙のための社会的支援が与えられなくてはならない。これは、たとえ資源がごく限られている国についてもいえることである(Lando, 2002)。あまりトレーニングを受けていない人によって進行されたグループセッションの禁煙クリニックでも、禁煙を成功に導くことが可能であるこが実証されている。このような禁煙クリニックでは、心理カウンセリング専攻の医学生のカウンセリングよりも好結果を出している。米国の臨床ガイドライン(United States Department of Health and Human Services, 2000)には、治療の一環として社会的支援(治療としての社会的支援)を与えながら、同時に治療以外でも社会的支援を得られるように手助けする(治療以外の社会的支援)と、特に禁煙効果が高いことが示されている。一般の人々の中から、禁煙のための社会的支援を行う人や、より本格的な介入を行うためのトレーニングを受ける人を出すことは、どの国でもできることである。

 禁煙に成功した喫煙者が比較的少なく、医療従事者の喫煙率が高いというような国では、禁煙に向けた支援を提供するのがかなり難しいようである(Lando, 2002)。禁煙に成功した人は禁煙を勧める手本となり、禁煙の努力をしている人への社会的支援を与えることができる。禁煙成功者が多いということは、禁煙が推進される環境を反映するものと言えよう。