世論調査の大手ギャラップ社の調査で、大麻合法化への支持率が初めて50%の大台に達しました。同社は調査結果を「50%という記録的な高率」と発表しています。 ...続きを見る
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先週、米カリフォルニア州では、医療用大麻産業に対して連邦政府の思い切った取り締まりが開始されたというニュースが報じられました。連邦検察官が記者会見で、カリフォルニア州内の医療用大麻供給所に対し、閉鎖命令の通知書をすでに送付したと発表したのです。(下記の過去記事を参照)。 それから1週間後にあたる先週末、こんどは医療用大麻の広告を掲載しているメディアが、連邦側の次の標的になるという話題が盛んに報じられています。 ABCニュースが10月14日付で掲載したAP発の記事を参照しながら、この動きを追っ... ...続きを見る
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前回の記事に続いて、大麻政策をめぐる最近の動きをさらに追います。 ...続きを見る
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大麻は、地球上でもっとも広まっている薬物で、世界薬物報告書の推計によると、2009年の世界での大麻使用者は1億2500万人−2億300万人、世界の15-64歳人口の2.8%−4.5%に当るといいます。同じく世界中に広まっているアンフェタミン類(メタンフェタミン、アンフェタミン、メトカチノンなど)の使用者が1400万人−5600万人と推計されているのと比べて、大麻の使用者は圧倒的に多くなっています[1]。 これほど広まってしまった大麻をどのように管理していけばいいのか、このところ、欧米社会では議... ...続きを見る
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生活保護の申請者に薬物検査を義務付ける・・・米フロリダ州が成立させた州法をめぐって、さらに議論が沸騰していると、9月27日のAP通信のニュースが伝えています。フロリダ州が発表した速報によると、生活保護申請者に対する薬物検査を実施した結果、陽性反応を示した割合は、全米の平均を大きく下回る数だったといいます。 ...続きを見る
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<ニュースから>***** ●覚醒剤逮捕 2割は生活保護受給 神奈川県内で、ことし6月までの半年間に覚醒剤の使用や所持の疑いで逮捕された容疑者のうち、およそ20%が生活保護費の受給者だったことが分かり、警察は、暴力団などが定期的に支給される生活保護費を狙って受給者に近づき、資金源にしているとみて実態を調べています。 神奈川県警察本部は、ことし1月から6月までの半年間に神奈川県内で覚醒剤の使用や所持の疑いで逮捕した426人について、実態を調査しました。その結果、逮捕された容疑者のおよそ20%... ...続きを見る
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<ニュースから>***** ●御堂筋線2運転士から薬物反応 大阪市交通局が検査 大阪市交通局は9日、市バスや市営地下鉄の運転士、車掌ら乗務員2837人を対象に実施した薬物検査で、地下鉄の男性運転士(40)から覚醒剤、別の男性運転士(38)から大麻の成分がそれぞれ検出されたと発表した。今後処分を検討する。 同局の検査は、8月に市バス運転手が覚醒剤取締法違反(使用)容疑で逮捕された事件を受けて実施。2人はともに地下鉄御堂筋線の中百舌鳥乗務所(堺市北区)所属で、8月17日に尿検査を受けた。9月... ...続きを見る
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職場での薬物検査の問題は、アルコール検査と多くの点で重なりますが、決定的に異なる点がひとつあります。アルコール検査の場合、職場での検査で飲酒や酩酊が判明したとしても、それは職場内の情報として処理されるのに対し、薬物検査で薬物使用の疑いが浮上した場合、警察に通報するべきか考えなければならないのです。 前記事で繰り返し述べたように、欧米では一般に、薬物使用罪が規定されておらず、仮に薬物検査で尿中に薬物の存在が確認されても、そのことが直ちに犯罪を構成するわけではないため、薬物検査を実施した企業がその... ...続きを見る
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前回述べたように、検査機関が行う分析試験は、[スクリーニング検査]→[精密検査]という2段階で行われます。さらに詳しく言うなら、精密検査においては、原理の異なる2種類以上の試験を行い、少なくともそのうちの1つは、分子レベルの情報が得られる試験をすることが、国際的な標準とされています。 というのも、私たちの周りには、化学的な特徴がとてもよく似た物質がいくらでもあり、簡単な試験だけでは、それらを厳密に区別することは困難なのです。スクリーニング検査に多用される簡易検査キットでは、覚せい剤や麻薬と誤判... ...続きを見る
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前に取り上げた相撲協会のケースでは、力士に薬物濫用がないかを確認するために、とりあえず、抜き打ちで簡易検査を行ったといいます。簡単に薬物検査ができる簡易キットがあるから、検査してみようか・・・という程度の安直な体制で薬物検査にとりかかったことが、そもそも大きな間違いでした。 ...続きを見る
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前回も触れたとおり、わが国では職場で薬物検査を行う際の指針や参考資料がほとんどありません。そこで、25年以上にわたって職員の薬物検査を実施してきたアメリカ連邦政府のガイドラインを参考にしながら、その導入にあたって考えなければならない事項を検討してみたいと思います。 米国連邦政府では職員の薬物検査を行っていますが、その手続きが正確かつ公正におこなわれるよう、「連邦政府職員薬物検査における必須ガイドラインMandatory Guidelines for Federal Workplace Drug... ...続きを見る
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2010年4月、東京地方裁判所である民事事件の判決が宣告されました。原告は2人のロシア人力士、被告は日本相撲協会、大麻使用を理由として解雇を言い渡された力士らが、協会のした解雇処分の無効を訴えて起こした地位確認請求事件の判決です。 ...続きを見る
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大阪市交通局は、バスや地下鉄の運転士ら全乗務員を対象に、薬物検査を実施すると発表しました。2009年に実施したのに続いて2回目、さらに、継続的な抜き打ち検査も計画されているとか。 薬物乱用防止のかけ声の下、職場での薬物検査がすでに動き出していますが、人権侵害に抵触しかねない、非常にデリケートな要素が含まれているこの問題、クリアしておかなければならない点がまだまだ残されています。 ...続きを見る
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どのくらいの時間がCO2からノックアウトされてかかりますか
2012年の大統領選挙に向けて動き出しているアメリカで、このところ、急に大麻政策が話題になっています。 ことの起こりは、共和党の大統領選の候補のひとりロン・ポール氏の発案によって、共和党が合衆国連邦議会に「連邦の大麻規制を終了させる法令案(2011)」を提案したこと。一部では「大麻合法化法案」と報じられてもいますが、この法案そのものは、大麻の合法化に言及するものではなく、瑣末な大麻犯罪者を起訴する権限を連邦に持たせず、こうした権限を各州に任せるという内容のものです。 たとえば、医療用大麻の州... ...続きを見る
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出口の見えない暴力に巻き込まれているメキシコでは、ついにカルテルの側に「麻薬戦車」まで登場しました。下のビデオは、最近メキシコ軍が押収した、特殊装甲車両です。マシンガンの射撃にも耐えるよう、厚さ2.5センチの鉄板を溶接して装甲し、内部には空調設備を備えた大型トラックが、最近メキシコで見られるようになりました。軍が捜索した地下工場では、ほかにも改造途中の大型トラックがあり、改造用に準備されたとみられるトラックが20台以上あったとか。 この「麻薬戦車」は、軍がメキシコ北東部タマウリパス州で押収... ...続きを見る
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歴史的なあへん禍を経験した中国は、世界で最も早い時期に薬物禁止法制を制定した国であり、新中国成立後、薬物犯罪に関する規定が刑法に盛り込まれ、密輸や大量取引犯罪に対しては死刑を含む厳しい罰則を定めています。 いっぽう、2008年に施行された「薬物禁止法」は、薬物禁止の啓もう教育、薬物の統制、薬物使用者への措置、薬物禁止の国際協力および法律責任などの内容を含む総合薬物法令で、この法律に基づいて、末端の薬物使用者に対しては、刑罰ではなくリハビリ施設に収容してトリートメントを施すことが定められています... ...続きを見る
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マレーシアの首都クアラルンプール発のAFPニュースは、6月10日、薬物リハビリ施設で暴動があったと伝えています。 ...続きを見る
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薬物輸入などの重大犯罪に対して、死刑を含む厳しい刑罰を定めている国が多いアジア。でも、そのいっぽうでは、末端の薬物使用者に対しては刑罰を適用せずに、リハビリ施設でトリートメントを科す制度を持つ国も多く、刑罰一本やりのわが国よりも制度上では先行しているという事情もあります。 ちょうどアジアから薬物関連のニュースが続いているので、近隣諸国の薬物事情を眺めてみましょう。 ...続きを見る
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財政赤字に悩むなかで、生活保護費の見直しに取り組む自治体が増えていますが、アメリカでは、フロリダ州が打ち出した新しい制度が物議をかもしています。 新制度とは、緊急生活保護の資格審査として、薬物テストを義務付けるというもの。7月1日から施行される新制度によって、生活困窮家庭に対する援助を受ける際に、対象者は薬物検査を受けることになるといいます。検査の費用(約850円から5500円)は受給者の負担です。 ...続きを見る
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●ハームリダクションの現状 1960年代からヨーロッパで拡大したヘロインの注射使用は、まもなく薬物問題の深刻な一面を突きつけることになりました。まず、注射器を使いまわすことで、薬物使用者にHIV感染が拡大したこと。また、ヘロイン常用者の増加によって犯罪や死亡事故が急速に増加したことです。放置できない健康問題への対策として、都市レベルで、あるいは民間団体の慈善事業として、ヘロイン注射使用者への対策が導入され始めたのが、ハームリダクションの始まりでした。 ハームリダクションとは、薬物使用によって... ...続きを見る
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●刑罰で薬物乱用を防止できるか 世界の政治を動かしてきた大物19人からなる「薬物政策に関する世界委員会The Global Commission on Drug Policy」が、世界の薬物政策の方向転換を提言する報告書を発表しました。報告書の内容は、いわゆるハームリダクション・モデルとして提唱されてきたもので、とりたてて目新しいものではありませんが、わかりやすく、コンパクトに要点をまとめたものです。 ...続きを見る
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「薬物との戦いは失敗だ、この戦いを終えるときが来た。」あるグループが突きつけた提言が、いま世界を揺さぶっています。 薬物との戦いの無益さを訴える声は、これまでにもありました。薬物の非犯罪化の呼びかけも、珍しいことではありません。でも、このグループの声明がもたらした衝撃は、これまでのものとちょっと違っています。なんといっても、世界の大物が顔を揃えているのです。アナン元国連事務総長、メキシコ、コロンビア、ブラジルの元大統領、米国連邦準備制度元理事会議長、ギリシャの現首相・・・世界の大物19人からな... ...続きを見る
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英国BBCの地方ニュースが伝える小さな記事が目に留まりました。スコットランドでは、週末にパブに来店する顧客を対象に、手のひらで簡単にできるドラッグ・テストを始めるとか。 <ニュースの概要> ●アバディーンではパブ来店客に警察がドラッグ・テスト アバディーンにある200軒を越えるパブでは、週末に、来店客の手のひらのスキャナー検査が行われ、「アイテマイザー」という携帯型のスキャナーが使用される。この装置は、コカイン、大麻、ヘロイン、エクスタシーなどの薬物を検出することができる。 BBC>Po... ...続きを見る
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次々と新顔が登場する脱法ドラッグの現実に対して、薬物規制のあり方を根本から考え直さなくてはならない・・・。つい先日、非政府系のシンクタンクが発表した薬物規制に関するリポートが、英国で話題になっています。 ■このリポートについて伝えるBBCのニュース 「薬物乱用法」は再検討されるべきだ Misuse of drug act 'should be reviewed'(15 May 2011) BBC> ...続きを見る
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ヨーロッパでは、いま、空前のペースで新型の脱法ドラッグが登場しています。2010年中にヨーロッパで41種の新型薬物が確認されましたが、そのうち16種は英国(UK)で最初に確認されたものだといいます。 ここ数年、英国に拠点を置くヘッドショップや、インターネット上のショップなどの脱法ドラッグ販売が、ヨーロッパでもひときわ目立つ存在になっており、英国から発送される多様な脱法ドラッグが日本へも続々と送られてきています。 ...続きを見る
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その人自身でマークが削除伸縮します
EUでは、5月1日から施行された「植物性の伝統薬製品に対するヨーロッパ指示規定European Directive on Traditional Herbal Medicinal Products」によって、「ハーブ」「自然」「伝統療法」などでアピールしてきた植物系の美容・健康商品に対して大幅な規制が導入されました。 ...続きを見る
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EUでは、5月1日から施行された「植物性の伝統薬製品に対するヨーロッパ指示規定European Directive on Traditional Herbal Medicinal Products」によって、「ハーブ」「自然」「伝統療法」などでアピールしてきた植物系の美容・健康商品に対して大幅な規制が導入されます。 このニュースに触れて、なぜ規制が必要なのか、疑問を持った方もあるでしょう。「自然」「安心」といったイメージの裏で、実は、様々な危険要素を抱えた商品が健康食品や美容関連商品として製造... ...続きを見る
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いま、世界中で話題を集めているのが、植物成分を使った美容・健康法。ヨーロッパではハーバル・レメディとして、いろいろなレシピが紹介され、また多様な商品が販売されていますが、このほどEUでは、植物由来の成分を使った美容・健康商品の販売を規制する新しい法令が、いよいよ施行されました。2004年に採択された「植物性の伝統薬製品に対するヨーロッパ指示規定European Directive on Traditional Herbal Medicinal Products」が、7年間の経過措置を経て、5月1... ...続きを見る
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財政再建を迫られている英国では、生活保護給付の見直しが進んでいますが、薬物依存やアルコール依存のために就業できないでいる人たちへの給付の見直しが検討されていると、BBCニュースが報じています。 ...続きを見る
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3月21日、ウイーンで国連麻薬委員会の第54回会期が始まりました。開会に当って行われたフェドードフ事務局長のスピーチが、国連薬物犯罪事務所(UNODC)のサイトで公開されていますが、そのなかに、傾聴したい部分があるので、紹介します。 [参照] UNODC>Fifty-fourth session of the Commission on Narcotic Drugs opens in Vienna ...続きを見る
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1月31日21時55分、薬物政策に関する大統領の回答部分の概要を加筆し、この記事の下に追加しました。 ***** ...続きを見る
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被告人を懲役○年○月に処する。 この裁判確定の日から○年間その刑の執行を猶予する。 ...続きを見る
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中国メディアの人民網英語版に、10月25日付で短い記事が掲載されました。記事中にK2やGHBの名前が出ているのに気づきました。いま世界を騒がせている新型薬物の生まれ故郷は、ウワサどおり、やはり中国なのでしょうか。 ...続きを見る
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先日は、北海道で中3の女子生徒が校内で大麻を所持したという事件が報じられ、また今日は大学の敷地内で留学生が大麻草を栽培したというニュースが伝えられました。学校をめぐる薬物乱用問題は、いまどうなっているのか、対策はどこまで進んでいるのか、まとめて考えておきたいと思います。 ...続きを見る
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英国のBBCニュースが、ひどくショッキングな記事を取り上げています。 <ニュースから> ●慈善団体が避妊する英国の薬物依存者に200ポンドを提供(2010年10月17日) アメリカの非営利団体が、ロンドンなど英国各地の薬物使用者に対して、「避妊手術を受ければ200ポンド(約25,000円)を提供する。」というビラ配りをしており、すでに1人目が手術に同意したとのこと。 この団体は、アメリカで13年にわたって活動してきた、薬物・アルコール依存者の避妊手術をすすめるプロジェクト・プリベンション... ...続きを見る
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10月14日、米国内に7100以上の店舗を展開する大手薬局チェーンCVSが、7500万ドルの罰金の支払いと、不法収益として260万ドルの没収に同意したと報道されました。 ...続きを見る
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<中国発のニュースから> ●中国は薬物の前駆物質となる化合物のオンライン取引に対する規制を強化(2010年9月27日) 中国政府の公安部など5部門は、麻薬類の前駆物質のオンライン取引に対する規制強化策を公布した。 麻薬製造に使われる前駆物質に関してオンライン上に情報を掲載するのは、これら前駆物質の製造、販売の許可を受けた企業に限られ、他の者がオンライン上で取引することは禁止される。さらに、エフェドリンやリゼルギン酸などとくに厳格に規制される4物質に関しては、企業個人ともに、オンライン取引は... ...続きを見る
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新学期を迎えた英国では、新入学の学生に向けて、脱法ドラッグ乱用防止の啓発キャンペーンが展開されています。英国(UK)内務省の報道発表から、その様子を紹介しましょう。 <内務省の報道発表より> ●脱法ドラッグの危険性を学生たちに警告 「合法」として売り込まれているドラッグが、けっして「安全」ではないことを学生たちに伝えるキャンペーンが開始された。キャンペーンは全国学生組合と共同で行われるもので、新入生受入週間に全国の大学でメッセージカードやリーフレットが配布される。 全国学生組合の関係者は... ...続きを見る
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日本は、外国人の入国に対して条件の厳しい国のひとつで、1年以上の懲役・禁固刑に処せられたことのある人、とくに薬物犯罪に関わって有罪判決を受けたことのある人の入国を認めないと法律で定め、入国審査においても原則的にこの方針が貫かれています。 [出入国管理及び難民認定法] 第5条 次の各号のいずれかに該当する外国人は、本邦に上陸することができない。 4 日本国又は日本国以外の国の法令に違反して、一年以上の懲役若しくは禁錮又はこれらに相当する刑に処せられたことのある者。ただし、政治犯罪... ...続きを見る
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にきびにきびリムーバーガンはそれが動作しない
英国内務省では、治療を受けようとしない薬物・アルコール依存者への福祉給付を停止する案が検討されていると、各社のニュースが伝えています。 ...続きを見る
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古い情報を探していて、おや!と気づきました。内閣府の薬物乱用対策推進会議が「薬物乱用防止戦略加速化プラン」なるものを発表しています((平成22年7月23日薬物乱用対策推進会議決定)。 [参照] 内閣府>共生社会>薬物乱用対策>薬物乱用防止戦略加速化プラン ●薬物乱用防止戦略加速化プラン概要 ●薬物乱用防止戦略加速化プラン ...続きを見る
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<BBCニュースから> ●コーンウォールで公衆トイレの注射針廃棄ボックス設置計画を審査 コーンウォール州では公衆トイレ設備見直しの一環として、「危険物廃棄ボックス」を増設するかどうかが審査される。公衆トイレの一部には、使い終えた注射針を安全に捨てられる廃棄ボックスが設置されている。 審査担当者は「廃棄ボックスが設置されたところでは、廃棄注射針によるトラブルが減っている」と語る。廃棄ボックスのない場所では、公衆トイレ内に注射針が放置され、ドア枠の上でみつかることさえあるという。 廃棄ボック... ...続きを見る
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この数日来、覚せい剤の所持や使用で、医師や歯科医師、会社の管理職などの逮捕が相次いでいます。家族や関係者の心痛が思われて、思わず気が重くなるニュースです。 ...続きを見る
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1月5日のCNNニュースが、ニューヨーク市が作成したヘロイン使用者のためのパンフレットをめぐる議論について伝えています。 話題になっているのは、2007年に市の健康及び精神保健局が作成した「注意して摂取しましょう:安全な使用のための10のチップTake Charge, Take Care: 10 Tips for Safer Use」という16ページのパンフレット。市当局は、これはヘロインの注射使用に関連した害を削減し、使用者がトリートメントを受けて回復することを目的に製作されたということです... ...続きを見る
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日本刑事政策研究会編『罪と罰』46巻4号(2009年9月)の薬物犯罪特集から、今回は税関を取り上げます。 紹介するのは、次の論考です。 松田誠司ほか「薬物犯罪と税関における水際取締り」日本刑事政策研究会編『罪と罰』46巻4号(2009) ...続きを見る
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<ニュースから> ●覚せい剤依存症:患者の入院先 一部の医療機関に偏る 薬物汚染が広がる中で、覚せい剤依存症の患者の入院先が一部の医療機関に偏っていることが、国立精神・神経センター(東京都小平市)の調査で分かった。薬物依存症治療の実績がある4施設に全国の患者の約1割が集中していた。再犯率が高い覚せい剤犯罪の背景には、医療の貧弱さがあるとみられ、専門家は薬物依存症に対する治療体制の整備が急務だと指摘している。 厚生労働省の調査(06年6月末時点)によると、全国の精神科の医療施設に入院している... ...続きを見る
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昨日の記事に対して、さっそくコメントが寄せられましたが、ご指摘のとおり、アジア諸国の薬物対策の厳しい面はよく強調されますが、実は、厳しいだけではなく、むしろわが国より進んだ政策を持つ国が多いということに、私は最近、改めて気づかされたところなのです。 ...続きを見る
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<ニュースから> ●覚せい剤取引で邦人女性起訴 マレーシア、法定刑は死刑 【シンガポール共同】マレーシアの検察当局は25日、覚せい剤を持ち込んだとして危険薬物不正取引の罪で東京都目黒区、元看護師を起訴した。有罪が確定すれば法定刑は死刑に限られる。起訴状によると、被告はアラブ首長国連邦ドバイから10月30日にクアラルンプール国際空港に到着した際、スーツケースの内張りの中に覚せい剤4・6キロを隠し持っているのが見つかり、逮捕された。起訴状は日本語に翻訳され、被告は内容を理解していると答えた。起訴... ...続きを見る
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一般の方にはほとんど知られていない『罪と罰』という機関誌があります。日本刑事政策研究会報として年に4回発行される雑誌で、法務省のおこなう刑事政策や犯罪白書と密接に関連した内容を取り上げています。 この雑誌は、ときおり薬物犯罪の特集を組むのですが、最新号(といっても9月に刊行されたものですが)でも、テーマが薬物犯罪でした。掲載された論考のタイトルは ●薬物乱用者処遇の課題と展望 /●薬物問題の現状と警察の対策 /●薬物犯罪の抑止に向けた法務検察の取組について /●薬物犯罪と税関における水際... ...続きを見る
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私たち日本人の目には、奇異に思えるかもしれませんが、国や地方などの薬物政策の一部として、ヘロイン依存者にヘロインそのものを供給するという試みが行われています。 そのひとつ、英国で試験的に実施されているヘロイン供給クリニックについて、最近のBBCニュースが伝えています。長い記事なので、概要を紹介します。 ...続きを見る
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脱法ドラッグの記事を読んでいたついでに、BBCニュースのスコットランド版に、こんな記事を見つけました。 ●ロックコンサートにドラッグ回収ポスト ネス湖のほとりで開かれる数万人規模のロックコンサート、ロックネス2009。昨年のイベントでは18歳の少年の薬物に関係した死亡事故があったことから、参加者に薬物なしでの参加を呼びかけているとか。 会場の入り口には、"amnesty bins"と呼ばれるポストが設置される予定。これは、自分が持ってきた薬物を安全に捨てることのできる、いわば薬物回収ポスト... ...続きを見る
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●運転士ら抜き打ち尿検査へ 大阪市交通局 覚醒剤事件受け 大阪市交通局の地下鉄大阪港駅運輸助役が、覚せい剤取締法違反罪で起訴されたことを受け、同局は30日、地下鉄、バスの乗務員ら約3900人を対象に、6月から抜き打ちの尿検査を実施することを明らかにした。 同局では、平成8年以降だけで7職員が覚醒剤を巡る事件で逮捕され、懲戒免職になっていることから、同局は市営交通の運行にかかわる運転士や車掌らの抜き打ち検査の実施を決めた。 本人同意を得たうえで、検査日については事前通知せずに実施することも検... ...続きを見る
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私は薬物問題を追及するなかで、多くの専門家から、直接に、また著書を通じて貴重な教えを受けてきました。それぞれの専門分野で薬物と戦う専門家の姿を、私の印象を通じてご紹介します。 ...続きを見る
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NHKの夜のニュースで、港区内の住宅街で薬物の密売が行われている様子が公開されていました。関東信越厚生局麻薬取締部が、犯罪捜査の過程で撮影したフィルムを公開したものだそうです。 ところで、麻薬取締部とはどんな組織か、よく質問を受けます。私はちょうど、戦後の麻薬取締について調べているところで、今日の麻薬取締部が設置された経緯について、メモを作っていたので、私の学習ノートから紹介します。 ...続きを見る
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第三次薬物乱用防止五か年戦略の連載が中断していましたので、続けます。第三次薬物乱用防止五か年戦略は、以下に掲載されています。 内閣府ホームページ ...続きを見る
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第三次薬物乱用防止五か年戦略の内容を読みながら、現在の日本における薬物問題について、考えています。第三次薬物乱用防止五か年戦略は、以下に掲載されています。 内閣府ホームページ ...続きを見る
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幅広い青少年にまで及ぶ薬物乱用拡大を受けて、平成9年に薬物乱用対策推進本部が設置され、薬物乱用防止五か年戦略が開始されて以来、すでに10年が経過し、平成20年8月22日に第三次薬物乱用防止五か年戦略が発表され、新たな取り組みが開始されました。 このたび公表された、第三次薬物乱用防止五か年戦略の内容を読みながら、現在の日本における薬物問題について、考えてみたいと思います。 ...続きを見る
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8月中旬に報道発表されていた、「第三次薬物乱用防止五か年戦略」の内容がインターネットで公開されました。 内閣府ホームページ内 ...続きを見る
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●関取に抜き打ち尿検査=大麻事件で相撲協会 日本相撲協会は2日、元幕内若ノ鵬が大麻取締法違反容疑で逮捕、解雇された事件を受け、十両以上の関取に対して抜き打ちの尿検査を行った。検査は同日、幕内と十両の力士が参加する力士会の後で実施。簡易検査だったが、若ノ鵬と同じロシア出身で交友関係のあった露鵬、白露山は引き続き詳しい検査を行ったという。 (時事通信ニュース・2008/09/02-18:30より) ...続きを見る
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幕内力士の大麻所持問題がニュースを賑わしています。人気力士が、大麻取締法違反という犯罪行為に関わったのだから、もちろん、問題です。 でも、それだけではない。もうひとつ、プロのスポーツ選手のドーピングにからむ問題でもあるわけです。もっとも、彼が競技期間中に大麻を使っていたかどうかはわかりませんが。 ところが、このタイミングで、なぜか相撲協会はドーピング検査導入の先送りを決めたというニュースがありました。 ●9月の秋場所では実施せず 大相撲のドーピング検査- 日本相撲協会は20日に開いた理... ...続きを見る
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前回紹介した本は、アメリカの連邦最高裁が出したアールズ判決をめぐって、生徒に対する薬物検査を考える内容でした。このアールズ判決を通じて、アメリカで行われている、生徒に対する薬物検査について考えてみたいと思います。 この判決について詳しい解説があるので、洲見光男氏の下記の論考を参照させていただきました。 参照文献:洲見光男「薬物検査の合憲性―連邦最高裁判例理論の検討―」法律論叢76巻2・3号、33-74頁、明治大学法律研究所(2004) ...続きを見る
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アメリカは薬物乱用に対して、非常に厳しい国です。その背景には、わが国とは比較にならないほど、乱用者が多いという事情があります。 とくに1980年代の「寛容度ゼロ政策」と呼ばれる反薬物政策や、"Just Say No!"の運動によって、アメリカ社会全体に反薬物の運動が拡大しました。そのひとつに、職場や学校での薬物検査があります。 ...続きを見る
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近年では、尿中の薬物の有無をある程度の精度で簡単に判定できる簡易検査キットのおかげで、さまざまな分野で簡易尿検査を実施することができるようになってきました。当ブログ6月8日でも述べたように、現在、医療や犯罪捜査、薬物犯罪者の更生などに、こうした簡易キットを使った薬物検査が取り入れられています。 ...続きを見る
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薬物使用を証明するのが尿鑑定ですが、なぜ、尿を試料とするのか、その理由を考えてみましょう。 注射、加熱吸引、嚥下などさまざまな方法で摂取された薬物は、まず血液中に入り、血流に乗って脳や神経系に到達して精神作用を現します。血中の薬物は、吸収が終わった時点で最高濃度となり、時間の経過とともに代謝・排泄によって一定の速度で減少していきますが、血中にとどまるのは、比較的短時間です。 覚せい剤を静脈注射で使用した場合では、5分後に血中濃度が最高に達し、数時間後には血中からほとんど消失してしまいます。使... ...続きを見る
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尿中薬物の簡易検査キットを使えば、覚せい剤など特定の薬物使用をある程度の精度で見分けることができます。 では、市販のキットを使った検査で、仮に陽性反応が出た場合、それが犯罪の証拠になるのでしょうか。いいえ、簡易キットでの検査は、あくまでもスクリーニングのための予備的な検査であり、裁判の証拠として使えるものではありません。 ...続きを見る
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インターネットの物品販売サイトに、尿中薬物の簡易検査キットが出ていると知人から聞き、早速のぞいてみました。ん?…高い!。正規の価格がほんの数百円のキットが数千円で出ていました。 ...続きを見る
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2001年9月、ニューヨークの世界貿易センターがテロ攻撃された当時、ある日、CNNテレビの画面に、War on Terrorのロゴマークが表示され始めたのに気づきました。War on Terror:テロとの戦い。それは、やがて始まるアフガニスタン侵攻の始まりでした。 War on Terrorは、テロとの戦い、あるいは対テロ戦争とも訳されます。ブッシュ大統領が、このスローガンの下に、アルカイダ殲滅を唱えて行った、まさに戦争です。 ...続きを見る
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毎日新聞 2008年3月26日 東京版記事の概要 インターネットを通じて覚せい剤を販売していたとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊と島根県警の合同捜査本部は25日、住所不定、指定暴力団組員の被告=麻薬特例法違反などで起訴=を覚せい剤取締法違反(営利目的譲渡)容疑で再逮捕したと発表した。合同捜査本部は8都府県の客計13人を逮捕している。 調べでは、容疑者は昨年7月、覚せい剤0・3グラムを宅配便で島根県内の無職の男=覚せい剤取締法違反で実刑判決=に3万円で販売した疑い。「小遣い稼ぎにやった。イラ... ...続きを見る
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